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2010/01/20

ヘヴィーオブジェクト/鎌池和馬

4048680692ヘヴィーオブジェクト (電撃文庫)
凪良
アスキー・メディアワークス 2009-10-10

by G-Tools


結局、戦争はなくならなかった。でも、変化はあった。くだらない殺し合いが淡々と続く中にも、変化はあった。超大型兵器オブジェクト。それが、戦争の全てを変えた。戦場に派遣留学した学生・クウェンサーは、整備基地で、奇妙な雰囲気を持つ少女と出会う。その少女は『エリート』と呼ばれていた―『オブジェクト』のパイロットとして。近い将来。このちっぽけな少年は、少女のために、最強の兵器『オブジェクト』へと、生身で立ち向かうことになる。これは、そのきっかけとなる出会いだった―。



巨大兵器をぶっ潰せ! 生身で!?

鎌池和馬氏のデビュー以来となる新シリーズ。アニメ化やスピンオフ作品が脚光を浴びている「とある魔術の禁書目録」の作者です。
良い感じの巨大ロボものだったのではないかと考えます。よくある巨大ロボは人型になってしまいますが、今作の巨大ロボは圧倒的なまでの機能美を追及した兵器。オブジェクトという名の兵器です。

オブジェクトとオブジェクトがぶつかり合うのが常識の戦場において、ちっぽけな人間がその全長50メートル級の兵器に挑むのは、熱い展開だった。
少年兵2人が常識では考えられないような功績を上げる。戦争という中に置いての功績というのは、リアルに描くとどうしても物悲しいものになってしまいがちです。今作では勧善懲悪を全面に押し出していたので、戦争の悲惨・苛酷を突きつけられる事は在りませんでした。ただただ純粋に少年兵が敵を倒すという爽快感が味わえた。ティーンズ・ノベルらしい善い出来です。

少し気になったのはヒロインの扱い。鎌池和馬氏の別シリーズでも云える事なのですが。お話が進んで行くに従い、ヒロインの影がどんどんと薄くなっていくような気がするのですよ。それが違和感になってしまった。作者はヒロインを冷遇するのが好きなんでしょうか。私は鎌池和馬氏にお会いした事も、お話した事も在りませんので、事の真相は分かりかねます。
ただせっかくの魅力的なヒロインを生かせていないのは頂けないのではないでしょうか。それとも少年兵2人が仲良くする様を強調したかったのでしょうか。確かに彼ら2人の友情は熱いものが在りました。しかし友情は友情です。そこから先に発展する何かを邪推するのは、どうしたものかと。

この物語の設定は、料理次第では如何様にも化けるはずです。ですから続きがもしも出るのであれば、今後の出来は作者の腕次第になるわけです。この物語が発展・昇華する様を見てみたいです。
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□電撃文庫 | Comments(0) | Trackback(0)
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