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2010/01/09

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 8 日常の価値は非凡/入間人間

4048680080嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん〈8〉日常の価値は非凡 (電撃文庫)

アスキーメディアワークス 2009-09-10

by G-Tools


あらすじ

これは、僕とまーちゃんの平穏無事で素敵なバカンス……? ほんさくのとうじょうじんぶつです。みどりのぼうしのたんていのひと(ろりこん)。ろりこんぎらいのおんなのこ。おかしなおじさん。じさつしたあねをもつひと。しょしんしゃなかつぷる。ねこずきさっか。きんぱつあおすーつのひと。きれいなこわいおんなのひと。ばかんすでやってきた、うみがちかくにあるほてるにて。だれがしんで。だれがしなないか。僕とまーちやんは、知らない



レビュー

この物語において、みーまーちゃんの活躍は皆無である。

いつもは人の生き死にを扱う最前線におられますお二方ですが。今回はあまり目立った物語への介入が無かった。
ある意味では、みーまーちゃんにとっては最良のバカンスだと云える。祝日・長期休暇も関係なしの、ある意味罰が当たっても良さそうなバカンスなのだが。平和な時間を過ごした、と云える。みーまーちゃんに限った話ならばだが。

みーまーちゃんが、平和な旅行を楽しんでいる裏では、壮絶な事件が巻き起こっていた。複雑に絡み合う、人と人。各々が目的を持って訪れた、とあるホテルのワンフロア。ワンフロア、という狭い空間での出来事に絞って語られているのに、予想外の出来事が連続する。次々と提出される誰某の思惑。多種多様な思惑が織り交ざっての混沌と混乱が繰り広げられていた。そんな事件が起きているにも関わらず。平和な時間を過ごしたみーまーちゃんは、この物語の主役、としてどうなのかと思った。だが偶にはこういう指向も悪くない。事実楽しめた。

みーまーちゃんが活躍しない代わりに、沢山の新規参入キャラの皆さんが登場なされた。どの新キャラも、何かしらの作品で主人公を演じても可笑しくないくらいにはクセが在った。自殺志願者だり、ロリコン探偵だり、更には別の作品のキャラクターの影までが見えてしまった気がする。
クセの在るキャラクター達が、各々の目的のために絡み合う姿は、見ている分には滑稽だった。もし巻き込まれたら、相当悲惨である。

普段はみーくん、という僕が語る一人称の物語だが。今回は視点がコロコロと変わった。ある意味において分かりやすい形の群像劇。多視点からなるミステリとも云える。
クセのあるキャラが立ち回る姿は、読んでいて面白い。だが読者を驚かせるような奇抜性が若干弱かった気がする。終盤の意外性に、もう少しの工夫が欲しかった気がする。

世界は中学生で廻っている。そんな言葉を思い出した。ロリコン探偵のお蔭だと推測する。
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□電撃文庫 | Comments(0) | Trackback(0)
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