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2009/05/30

学園キノ

4840234825学園キノ (電撃文庫 (1283))
時雨沢 恵一
メディアワークス 2006-07-10

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あらすじ

木乃は言葉を話す携帯ストラップ・エルメスと学園生活を楽しむ、ごく普通の女子高生。
だが、その正体は銃を武器に魔物と戦う正義の味方だった!
学園一のモテ男・静先輩も登場し、青春街道まっしぐら!?
『キノの旅』 のキャラクターが別の世界観と設定で大活躍する学園コメディ!
―― キノファンは覚悟して読むべし?



レビュー

かわいさ倍増 不真面目さ倍増

何度か読もうとしていて、今日まで読むことがなかった。本家の「キノの旅」自体も、ちゃんと全部に目を通しているわけじゃありませんので。これを読むのは、どうなのかなー、と。
読んだ感想を率直に述べると、すごく面白かった。キノが超大好きになった。ただこれを読んでキノを大好きになっていいものなのか。大人しく本家の「キノの旅」も読むとしましょうか。二巻で止まってますし。


これはキノの旅なんかじゃない、と大きく注意書きがあるように。キノの旅とは一切関係のない内容。本文中で正当な続編であるかのような表現があるが、それはミスリード。騙されていると分かっていながらも楽しむ、大人の味、とかいうヤツです。たぶん。
学園キノで、私が大好きになったのは、あくまで木乃。だからキノなんかじゃないんです。でっかい間違いです。重要です。ですが私は昨年にグットスマイル・カンパニーから出たキノのフィギュアを注文しそうになっている、今日この頃。


世の中には良い電波と悪い電波があります。これは良い電波です。青少年に素晴らしい笑いと感動(?)を届けてくれるはず。だがしかし、ディープな「キノの旅」ファンは、この作品をどう思うのやら。
「キノの旅」からライトノベルに入った私の相方は、そんなに酷評せず。むしろ楽しんでいたので、悪いもんではない、と思います。
もう3巻が出てしまうので、早いとこ2巻も読む事にします。謎の美少女ガンファイターライダーキノの活躍は、まだまだこれからのようです。
本編に一切触れない感想文、これいかに。


評価:★★★★☆

宜しかったら押してください。やる気でます。



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□電撃文庫 | Comments(0) | Trackback(0)
2009/05/27

これはゾンビですか? 2 そう、私は死を呼ぶもの

4829134054これはゾンビですか?2 そう、私は死を呼ぶもの (富士見ファンタジア文庫)
木村 心一
富士見書房 2009-05-20

by G-Tools


あらすじ

あなたは火の粉を払えますか?自分の身に隣りかかる面倒事さえ処理し続ければ、それで万事うまくいく。俺は、世の中そんなもんだと思っていた。ところが、ゾンビで魔装少女になってしまった俺―相川歩に降りかかってきた火の粉は、ネクロマンサーのユー、魔装少女ハルナ、吸血忍者のセラだけじゃなかった。セラと敵対する吸血忍者の少女が現れ、もののはずみでキスしてしまったんだ。その子、友紀は同じ学校の生徒で、俺の嫁になるってー!?そればかりか妖怪は大量発生するわ、大先生から変な預かり物を頼まれるわ、次から次へと降りかかる災難。あーっ!払いきれねーっ。



レビュー


これは料理ですか? いいえ、兵器です

1巻の展開からして、2巻から盛り上がるんだろうと思っていたが、そんなことはなかったんだぜ。
何やら混沌とした展開です。物語の主軸のようなものが、どこか二の次になっています。ラブコメだと公言しているので、それでいいのかもしれませんが。
異能力バトルの風呂敷を広げるのなら、きちんと戦闘描写も練って欲しかった。まあ、トモノリが可愛かったんでいいです。この調子で、どんどん女の子を投下して、美少女密度を上げれば良いと思います。
この先は戦闘ものとしては期待しないように読もうかと。ザ・ラブコメ。上手く扱えば面白くなりそうな世界観なんですが。だがラブコメ。
美少女に囲まれたハーレム展開な主人公を眺めるだけで良しとしましょう。ギャグのセンスは悪くありませんしね。


今の段階では、まだ複線をあっちにこっちにばら撒いている段階です。少々投げやりな戦闘パートを見ると、これからの展開に不安もあります。ですが悲観ばかりしていてもしょうがないですね。この物語が、今後見せる展開をノンビリと見届けようかな、と。
主軸のストーリーに添えられた装飾を楽しむのが、このシリーズの醍醐味になるんでしょうかね。
何だかんだで目まぐるしい2巻でした。例えるなら生クリームを盛りすぎたコーヒーゼリー、みたいな。甘ったるさに溺れた後、最後に苦さを味わった。ハーレムより家族を目指している、と考えた方がいいのかもしれない。

大先生の挿絵はあざとかった。嫌いじゃないけど。いや好きだけど。大(以下略)


評価:★★★☆☆

宜しかったら押してください。やる気でます。


□富士見ファンタジア文庫 | Comments(0) | Trackback(0)
2009/05/25

神のみぞ知るセカイ 神と悪魔と天使

4094511377神のみぞ知るセカイ―神と悪魔と天使 (ガガガ文庫 あ 4-1)
若木 民喜
小学館 2009-05-20

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あらすじ

「ボクは助けられたのか、あの、天使みたいな女の子に―」落とし神・桂馬が出会ったのは、桂馬が苦手とする属性をもつ不思議な女の子。その少女を攻略することになり、苦戦を強いられる桂馬の前に、もう一人の「駆け魂」の持ち主も現れて…?ギャルゲーの天才、「落とし神」と呼ばれる少年・桂馬と、地獄から派遣された可愛い悪魔・エルシィが現実の女の子を攻略する『神のみぞ知るセカイ』。「週刊少年サンデー」の人気連載コミックをラブコメのスペシャリスト、有沢まみずがオリジナルストーリーでノベライズ。



レビュー

エンディングは、いつも1つ

週間少年サンデーで大好評連載中である作品のノベライズ。
私は、いまだにサンデーだけは毎週買っています。神のみぞ知るセカイは、連載開始当時から異彩を放っていました。「現実なんてクソゲーだ!」と言い切るギャルゲー脳が主人公だなんて、少年漫画やってていいのかな、と。昨今の少年は、そんなもんなのかもしれませんが。私には良く分かりません。


果てさて。そんなこの作品がノベライズされると聞いて、誰が書くんだ、と期待と不安で胸いっぱいでした。有沢まみず、の名前を見たときは何だか妙に納得してしまった。
私は有沢まみず作品をインフィニティ・ゼロといぬかみを少々嗜む程度なので、最近の作品を読んでいません。が、別に嫌いな作家というわけでもありません。
電撃文庫でラブコメの看板背負ってる中堅ですしね。技量は確かなものです。そんな有沢まみずが、この他人の風呂敷を、どう扱うものか。


で、実際に中身を読んだ感想は、といいますと。良く原作の雰囲気を出していた。他人が作った世界観で、よくもまあここまでキャラクターを生かせるな、と。頭の中で桂馬とエルシィのビジュアルが綺麗に再現されました。
ヒロイン二人の同時攻略、という尺が長くないと扱うのが難しい内容も、新鮮で良かった。ただ原作ありきな内容なので、これ単体で評価すると満点をあげられないのが残念。


有沢まみずの軽快な文体は、漫画読みの人でもサクサク読めると思うので、良い点でしょう。
このノベライズが成功か失敗かと言われれば、成功だと私は思いますよ。


評価:★★★★☆

宜しかったら押してください。やる気でます。


□ガガガ文庫 | Comments(0) | Trackback(0)
2009/05/23

電波女と青春男 2

4048678108電波女と青春男〈2〉 (電撃文庫)
入間 人間
アスキーメディアワークス 2009-05-10

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あらすじ

E.T.ごっこして自転車で宙を駆け抜けた夜を経て。布団ぐるぐる電波女の藤和エリオが、ついに布団を脱ぐ決意をした…のはいいんだが。なぜ俺の傍を離れないんだ?え?バイトの面接に付きあえって?そしてなんでお前は、生まれたての雛が親鳥を見るような目をしてるんだ?うーむ、こつこつ貯めた俺の大切な青春ポイントが、エリオの社会復帰ポイントに変換されている気がする…。しかもそのエリオの脱電波系少女ミッションが一人歩きして。天然健康少女のリュウシさんとコスプレ長身美人の前川さんが俺の家に遊びに来たり(しゅ、しゅらーば)、みんなでロケット遊びしてる最中、女々さんの秘密と遭遇したり…。



レビュー

絶賛社会復帰中につき

叔母さんをプッシュし過ぎでしょう。もっと若い子をプッシュして、健全な青少年の妄想を駆り立てるような展開にして欲しいです。こんなんじゃラブコメを少々、なんてまだまだですよ。


本編は一見すると群像劇。しかしよく紐解いてみると、ミステリでもある。前半の出題編、そして後半の解答編。とまあ深く考えずにハーレム展開の階段を登りつつある主人公にカタルシスして、ニヤニヤするのが正しい楽しみ方。
社会復帰を志しつつも、まだまだ布団から抜け切れていないエリオ。黄色ヘルメットのリューシさん。コスプレしつつも魔性な前川さん。そんなお三方に囲まれてのお泊りイベントは読んでいて微笑ましかった。だが、そんな余韻も奪うくらい叔母さんが脚光を浴びすぎた。後半は、もう叔母さん主人公でいいですね。そしてラストエピソードの良い所まで持っていきやがりました。
良い話なんだけど、果たして40歳の叔母さんに青春の看板を預けていいものか。


次の巻は短編集だとか。もう少し若い子たちにも、良い出番を与えてやって欲しい。電波女と青春男、というお二方の甘々な話にしても良いと思う。もう1つのシリーズがあれげですから、こっちは、ね。
1巻の青春度合いが高くてヒートアップしたので、こちらは落ち着いた印象を受けた。悪い出来じゃないんですけどね。この先の展開が、どう転んでいくのが楽しみではある。


評価:★★★★☆

宜しかったら押してください。やる気でます。


□電撃文庫 | Comments(0) | Trackback(0)
2009/05/22

世界平和は一家団欒のあとに

4840237166世界平和は一家団欒のあとに (電撃文庫)
橋本 和也
メディアワークス 2007-02

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あらすじ

星弓家の兄弟姉妹は、みんな特殊なチカラを持っている。彩美。自称運び屋。魔法を自在に操る。七美。無敵。宇宙スケールで戦うバカ。軋人。生命の流れを思いのままにする。軋奈。生命を創り出す力を持っていた。美智乃。大食漢。回復魔法の使い手。刻人。正義漢。優しいけれど怪力。彼らは世界の危機をめぐる事件に巻き込まれ、否応なくそれを解決しなければならない星のもとに生まれていた。あるとき長男の軋人は自らと世界と妹の、三つの危機に同時に直面するが ―。世界平和を守る一家が織りなす、おかしくてあたたかい物語。第13回電撃小説大賞「金賞」受賞作。



レビュー

世界平和<家族平和

家族全員、個々が世界を守る能力を持った一家のお話。そんな設定を聞くと、全編通して超人バトルが繰り広げられるか、と思いきや。そんなことはなく。まさにタイトル通り、家族愛を描いた作品になっておりました。


家族全員が正義の味方なんて超設定なので、ギャグを前面に押し出している作品なんだろうなと思って読みました。ところがどっこい、シリアスな話が多かったり。
家族はみんな、それぞれに世界を守るために戦っているが。そこらへんは本編では深く追求せずに、あくまで家族間の問題を取り扱っている。悪役を軽めに描写して、スポットライトを家庭内に留めたのが、この作品のミソですね。
主人公が兄として、妹や弟の不信感や悩みなんかを払拭するために奔走する姿は、見ていて応援したくなる。


世界なんてどうなってもいいから、家族を守りたい。ということではなく、家族を守れなくて、どうして世界を守れようかと。
家族中が良好で円満だからこそ、世界を守る糧になるのだと思いました。
未消化のフラグをたくさん立てて終わりましたが。それが「俺たちの戦いはこれからだ」を良い意味で活用できていて良かった。困難とか苦行が必ず待ち受けている運命の一家。だけど一家団欒のあとに、必ず世界を守っていくんだろうなと。


評価:★★★★☆

宜しかったら押してください。やる気でます。


□電撃文庫 | Comments(0) | Trackback(0)
2009/05/21

ソードアート・オンライン 1 アインクラッド

4048677608ソードアート・オンライン〈1〉アインクラッド (電撃文庫)
川原
アスキーメディアワークス 2009-04-10

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あらすじ

クリアするまで脱出不可能、ゲームオーバーは本当の“死”を意味する―。謎の次世代MMO『ソードアート・オンライン(SAO)』の“真実”を知らずにログインした約一万人のユーザーと共に、その苛酷なデスバトルは幕を開けた。SAOに参加した一人である主人公・キリトは、いち早くこのMMOの“真実”を受け入れる。そして、ゲームの舞台となる巨大浮遊城『アインクラッド』で、パーティーを組まないソロプレイヤーとして頭角をあらわしていった。クリア条件である最上階層到達を目指し、熾烈な冒険を単独で続けるキリトだったが、レイピアの名手・女流剣士アスナの強引な誘いによって彼女とコンビを組むことに。その出会いは、キリトに運命とも呼べる契機をもたらし―。個人サイト上で閲覧数650万PVオーバーを記録した伝説の小説が登場。



レビュー

仮想現実が現実になった日

五感すべてをゲームの世界に移せるようになった近未来のお話。いわゆる仮想現実。そんなゲームの世界に閉じ込められ、ゲームオーバーと同時に現実の自分も死んでしまう。クリアするまでログアウトできないデスゲーム。


完成度が高くて褒めにくい。そして貶しにくい。
ただ面白かった。料理番組で「美味しいです」しか云えないダメなリポーターになった気分。


近未来の現実世界の中に存在する、仮想のファンタジー世界。その中で描かれる少年と少女の純愛。
日和ることなく、最前線に立ち、ゲームクリアを目差す。少年と少女、キリトとアスナの物語。
彼、彼女、その他大勢にとっては、もう仮想空間は仮想空間ではなくなっていたんだと思います。そこにあるものは確かに存在していて、触れる事が出来て、立派な現実になっていた。
仮想現実の中で育まれた愛が偽者だと信じられない。すべては現実になんだと。リアルとVRの垣根は、そんなに高いものじゃないのかもしれません。


1冊で綺麗にまとまっていたので、続刊がどのような内容になるのが気になるところ。
蛇足なんて云われないような出来だと良いですね。


評価:★★★★★

宜しかったら押してください。やる気でます。


□電撃文庫 | Comments(0) | Trackback(0)
2009/05/20

時の魔法と烏羽玉の夜

4840238456時の魔法と烏羽玉の夜 (電撃文庫)
在原 竹広
メディアワークス 2007-05

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あらすじ

普通の中学生である光田直日人はある日突然、トミーとジョニーと名乗る二人組の男にさらわれてしまう。なぜ自分がさらわれるのかわからない直日人に、返ってきたのは、「アンタは『魔術の血』だからな」という言葉であった。軟禁されていた直日人を助け出したのは、魔法を操る少女、烏羽玉窈子だった。彼女もまた直日人のことを『魔術の血』と呼んだ。わけがわからないまま、直日人は窈子に連れられて、烏羽玉家に行くことになったのだが…。在原竹広&GUNPOMが贈る期待の新作登場。



レビュー

現在から過去から未来へ、ツンツン

何で2年も経ってからシュリンクの包装を剥がしているのだろう、と読む前から悟りが開けそうになった、この1冊。
ヒロインのツンが堪りませんな。終始ツン。デレるかと思いきやツン。デレないまま終わった、ヒャッハァー。


お話自体は、どこにでも転がっていそうな設定。すべては収束するラストシーンのためにあります。終わりよければすべてよし、とまでは言い切りませんが、締めが良かった。
これで続編とか出たら肩透かしを喰らったことでしょうが、発行から2年が経っても出てないので、間違いなく1冊完結ものだと思います。ただ単に人気がなくて続きが、げふんげふん。


無駄な設定を省いて、シンプルでまとまりのあるお話なのは良いのですが。そこが没個性になってしまっているのかもしれません。なにかしらの抜きん出た癖みたいなものが欲しかった。
一方、王道路線だからこそ、素朴で良い味が出たのかもしれない。評価が難しいところ。
時間もの、魔法少女、なんてワードに引っかかる人にお勧め。


評価:★★★☆☆

宜しかったら押してください。やる気でます。


□電撃文庫 | Comments(0) | Trackback(0)
2009/05/19

経過報告#01

ブログを始めて一週間が経ったんで、まとめの雑記的なもの。
以下、レビューは特に関係ない、中の人の独り言。
>>続きを読む
□雑記 | Comments(0) | Trackback(0)
2009/05/19

電波女と青春男

4048674684電波女と青春男 (電撃文庫)
入間 人間
アスキーメディアワークス 2009-01-07

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電波女と青春男〈2〉 (電撃文庫)

あらすじ

宇宙人が見守ると噂されるこの町で、俺の青春ポイント獲得ミッション(具体的には女子と甘酸っぱい高校ライフ大作戦)はスタートした。「地球は狙われている」らしい。同居する布団ぐるぐる電波女・藤和エリオからの引用だ。俺の青春ポイントが低下する要因であり、本ミッションを阻害する根源でもある。天然癒し系な爽やか健康娘・リュウシさんや、モデルさんもびっくりの長身(コスプレ)少女・前川さんとの青春ポイント急上昇的出会いを経たにもかかわらず、俺の隣にはなぜか布団でぐーるぐるな電波女がいるわけで…。…俺の青春って、一体どーなんの。



レビュー

これは、ある男の青春ポイントを賭けた闘いの日々である

驚きの白さ。自分は本当に入間人間の本を読んだのかと驚いた。みーまーちゃんを黒とするなら、こちらは白です。
こんなにもスカッとしたラノベは久しぶりに読んだ。青春してます。滝本竜彦(敬称略)の作品の主人公が、戯言成分を増しましにした結果が、これだよ。そして多量に放出される電波でんぱデンパ。むしろ清々しい。
夜明け頃の時間に一気に読み終えたんですが。小躍りしたり、ロフトベッドにぶら下って懸垂したりで、テンションがおっかなびっくりでした。


田舎から都会に引っ越してきた男子高校生の真。青春ライフを満喫しようと上京したのだが。その矢先に現れる、上半身を布団でグルグルに巻いた謎の物体。正体不明の地球外生命体かと思いきや、下宿先の叔母さんの娘、エリオだとか。薔薇色の学校生活は最初の一歩から躓き気味。


出だしから青春ポイントがマイナスへ傾いたけど、前向きにクラスの女子と仲良くなっていく真。だがしかし布団の中身が超絶美少女だと知ってしまう。エリオに極力関わらないようにしていた真だが、外見が良いものだから、否が応にも意識してしまう。そしてエリオが電波な事を語る理由を知ってしまい、その馬鹿ばかしい幻想をぶち壊しにかかるわけです。
エンディングまでの疾走感が堪りませんでした。


今回の主人公は青臭いキャラクターですが、語り口はみーくん側の戯言多め仕様。みーまーちゃんの文体でウンザリした人には突っつきにくいかもしれませんが、一読の価値はあります。逆に戯言遣いな文体が好物な人には、超絶美味です。
電波は多目ですが、これぞラノベ。青春してます。


評価:★★★★★

宜しかったら押してください。やる気でます。


□電撃文庫 | Comments(0) | Trackback(0)
2009/05/18

東京ヴァンパイア・ファイナンス

4048675192東京ヴァンパイア・ファイナンス (電撃文庫)
真藤 順丈
アスキーメディアワークス 2009-02

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地図男 (ダ・ヴィンチブックス)庵堂三兄弟の聖職

あらすじ

真夜中に出没し、超低金利で高額融資をする“090金融”ヴァンパイア・ファイナンスを営む“万城小夜”。今夜も獲物=融資客を求めて蠢く。送りオオカミをめざす“ひのけん”。性転換手術をしようとしている“美佐季”。振り込め詐欺グループに復讐を目論む“「やえざくらの会」の老人たち”。ドラッグ・デザイナーを辞めたがっている“しずか”。都会のアンダーグラウンドで息する彼らは小夜に出会い、融資をうけるかわりに自身の問題に首を突っ込まれるが…。債務者それぞれ衝動や欲望をフルスロットルにし、ひしめきあって無限に増殖する狂騒のハードスケジュール群像劇。



レビュー

ヴァンパイア・ファイナンスのご利用は計画的に

タイトルを見て、また吸血鬼か、と暫く積んでいました。
挿絵が佐々木少年で吸血鬼ものとか、狙いすぎじゃないかな、と。
いざ読んでみると面白かった。というか、吸血鬼自体は登場しません。

090金融、というヤミ金ながらも、トレイチ(10日で0.1割)なんていう良心規定にホイホイ釣られた人たちの群像劇です。
4組の登場人物たちが、万城小夜を中心に、別々のストーリーを展開していきます。


成田良悟(敬称略)の群像劇は、最終的に1つに収束していくのが爽快ですが。この作品は、そういうことはなく、個々のエピソードが独立していると考えていいでしょう。その点を踏まえると、最後のまとまりが少し消化不良。
取り扱っている内容も、090金融、ドラッグデザイナー、振り込め詐欺、性転換、等々とティーン向けレーベルとして扱いが難しいところ。
内容が面白かっただけに、挿絵に引っ張られてライトノベルに昇華してる、という点がもったいない。一般向けがお似合いだと思いました。伊坂幸太郎(敬称略)みたいな雰囲気ですかね。


読者層の年齢が上がってきているライトノベルですから、電撃小説大賞の選考委員が、この作品に銀賞を与えてみたのは面白い試みかもしれません。
批判的な意見を盛り込んでしまいましたが、読んで損はないです。


久しぶりに電撃文庫の著者近影で、本人を見た気がする。あと4冠、てすごいですよね。


評価:★★★★☆

宜しかったら押してください。やる気でます。


□電撃文庫 | Comments(0) | Trackback(0)
2009/05/17

アクセル・ワールド 1 黒雪姫の帰還

4048675176アクセル・ワールド〈1〉黒雪姫の帰還 (電撃文庫)
川原
アスキーメディアワークス 2009-02

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ソードアート・オンライン〈1〉アインクラッド (電撃文庫)


あらすじ

どんなに時代が進んでも、この世から「いじめられっ子」は無くならない。デブな中学生・ハルユキもその一人だった。彼が唯一心を安らげる時間は、学内ローカルネットに設置されたスカッシュゲームをプレイしているときだけ。仮想の自分を使って“速さ”を競うその地味なゲームが、ハルユキは好きだった。季節は秋。相変わらずの日常を過ごしていたハルユキだが、校内一の美貌と気品を持つ少女“黒雪姫”との出会いによって、彼の人生は一変する。少女が転送してきた謎のソフトウェアを介し、ハルユキは“加速世界”の存在を知る。それは、中学内格差の最底辺である彼が、姫を護る騎士“バーストリンカー”となった瞬間だった。ウェブ上でカリスマ的人気を誇る作家が、ついに電撃大賞「大賞」受賞しデビュー!実力派が描く未来系青春エンタテイメント登場。



レビュー


加速した、この物語を誰も止めれらない

近年の傾向を踏まえて、電撃小説大賞の大賞受賞作を、あまり期待はしていません。でした。過去形です。
ミミズクと夜の王、のような良作がたまに出る大賞受賞作ですが。全体を通してみると、可もなく不可もなく、という印象が近年の傾向だと思います。普通に面白い、と決して良い意味では使われない普通を使わざるえません。
今回、第15回電撃小説大賞の大賞を受賞した、今作。帯に川上稔(敬称略)のコメントがありますが、それを丸々引用させていただきます。

「信頼できる内容です!」

この一言に尽きると思います。


世界観は近未来。攻殻機動隊で描かれた電脳化を、ニューロリンカーと呼ばれる機器を首に装着、脳と無線接続するだけで可能とした技術が登場します。
主人公はデブで卑屈な男子中学生のハルユキ。オマケにイジメられっ子。テンプレですね。
半分が仮想世界に依存するような世界観なので、もっぱらヒロユキはバーチャルの世界に引きこもりがち。そこに現れた黒雪姫なる人物が、ブレイン・バーストと呼ばれるアプリケーションをヒロユキに与えることで、物語が流転していきます。
意識を加速させるブレイン・バースト。それを維持するためにはポイントを得なければいけなく、作られたバトルフィールドを勝ち抜かなければならない。


本筋は少年・少女の仮想空間でのバトルですが。その根本にはプログラムがあり。それは誰かが作ったというなります。
熱いバトルを繰り広げつつ、作られたバトルロワイアルの正体を暴いていくのが、この作品のミソだと思います。少年漫画的ですね。
客観的に見ると、ハルユキのキャラクターは人を選ぶと思われます。キャラクター小説であるライトノベルで、ハルユキのキャラクター性は賛否両論でしょうね。


巻末の川上稔による特別短編が一番面白かったのですが、邪道ですかね。
設定解説は誰が見てもカッコイイです。それこそ信頼できる内容ですね。


評価:★★★★☆

宜しかったら押してください。やる気でます。



□電撃文庫 | Comments(0) | Trackback(0)
2009/05/16

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 7 死後の影響は生前

4048677594嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん〈7〉死後の影響は生前 (電撃文庫)
入間 人間
アスキーメディアワークス 2009-04-10

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嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん―幸せの背景は不幸 (電撃文庫)電波女と青春男 (電撃文庫)電波女と青春男〈2〉 (電撃文庫)


あらすじ

突然ごめんあさーせ。
嘘つきさんが舞台から退場して、どれくらい経ったかしら。私、嘘つきさんに代わって、『物騙り』を任命されたものですの。何で私なのかしら。認めたくないのだけど、きっとあの嘘つきさんとよく似ているからでしょうね。
では些か僭越なのだけれど、これから我が平和な町で起こった愉快な殺人事件をご紹介するわ。
……あら、自己紹介がまだだったかしら。
私の名前は大江湯女。
騙り部であり、誰よりも自らを知るアンノウンな十八歳であーる……嘘だけど。うーん、私にはまだまだ使いこなせないわね、これ。



レビュー


戦慄の第二部 ユナ・オーエのライアー・ストーリー、ここに開幕

前回、シリーズ完結かと思わせる展開で終わった、この作品。
読んでみると、時間が幾分か経過した、物語の導入。
四巻で登場した、みーくんの鏡写しのような人物・大江湯女が、ちゃっかりと主人公に着任。
タイトルの二人を置き去りにしてではあるが、内容に差異はなく着々と進行。


差異はありません。中身があるんだか、ないんだが。意味深なようで、どうでもいいことのようなものが詰め込まれていて。暴力描写がありありで。人が死んだり、そして人が死んだりします。


電撃文庫の裏看板でも狙えるのではないかという具合に、このシリーズは人を惹きつけるものがあるような気がします。
至極個人的な内世界で評価してやりたい作品です。
だって、これを声を大にして絶賛したら変な人に見られるかも、じゃないですか。好きなんですけどね、実際。


スプラッタな内容なのに、出てくるキャラクターが魅力的なのが罪作りですね。
我らがまーちゃん。幸薄い元カノ。無口を通り越した手帳会話キャラ(巨乳)。刃物は友達、妹。
あと今回、大江湯女にも目覚めそうになりました。主人公補正ってやつですね。おー、怖いこわい。


ずっと読んでいたいけど、綺麗に終わってもほしかった、そんな感慨。


評価:★★★★★

宜しかったら押してください。やる気でます。



□電撃文庫 | Comments(0) | Trackback(1)
2009/05/15

放課後限定勇者さま。

4048678140放課後限定勇者さま。 (電撃文庫)
七飯 宏隆
アスキーメディアワークス 2009-05-10

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神様のメモ帳 (電撃文庫)神様のメモ帳〈2〉 (電撃文庫)神様のメモ帳〈3〉 (電撃文庫)

あらすじ

『将来の夢はニート、もしくは引きこもり』である人生マイペース主人公・格里終夜は、なぜか突然異世界に召喚された。そして、いかにもファンタジー世界な宮殿の中で、露出が激しい装備品を着けた美少女から、「ともに魔王を倒してくれ」と誘われた。よくよく話を聞いてみると、どうやらぼくは勇者らしい…って、なんだ、このベタな展開は!?今日びゲームでもそんな展開は飽きられてるってのに…。てか、ぼくはただのニート志望の高校生なんだけど。―そんなニート“勇者”が世界を救う!?学園×異世界で贈る露出系ハイブリッドストーリー。



レビュー

勇者も、ある意味ニート すなわちニートは勇者

後ろ向きに元気な主人公・格里終夜が異世界に召喚されてしまう。さあ、大変。
どうやら、終夜は勇者らしい。そして終夜を召喚したレウルーシカも勇者らしい。
4人の勇者で力を合わせ、魔王を倒さないと世界が大変なことになってしまう。さあ、残りの勇者を探す物語のはじまりだ。


今月は5冊も電撃文庫から新作が出ました。散々悩んで、買ったのは、この1冊だけ。
何か読まないといけないようなオーラを感じました。ニート、という単語に過剰反応しただけかもしれません。神様のメモ帳とか大好きですから。


ベタベタの異世界召喚ものかと思いきや。そこは電撃文庫。日々、業界に斬新な風を送る電撃文庫です。捻りがありました。
捻りがあったと思いきや、やっぱりベタだった。どっちだよ、と。


前半はコメディで進行して、後半はシリアスに突入しました。
コメディパートでキャラクターに愛着を持った分、後半のシリアスパートは燃える展開です。
何やら続きそうな雰囲気でのエピローグ。ですが1冊で綺麗に纏まっていたので、読後感は悪くなかったです。
むしろマンネリな異世界召喚ものだ、と斜に構えて読んでいたのに、途中から物語に引き込まれていました。


評価:★★★★☆

宜しかったら押してください。やる気でます。


□電撃文庫 | Comments(0) | Trackback(0)
2009/05/14

神のまにまに!―カグツチ様の神芝居

4048677667神のまにまに!―カグツチ様の神芝居 (電撃文庫)
山口 幸三郎
アスキーメディアワークス 2009-04-10

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あらすじ

頭上に“ヘッポコ”様なる可愛い(?)神様が取り憑いている品部人永は、そのせいで女の子にモテない不幸な人生を送っていた。そんな人永のもとに、ある日政府から美人な才媛・高峰小町が派遣されてくる。曰く、雲隠れしてしまった八百万の神々を探してほしいのだという。強制的に、小町が所長を務める『やおよろず神議会』に所属させられてしまった人永。小町の色気に逆らえず、ある温泉街に神様探しに向かうことになる。そこで人永とヘッポコを待っていたのは、神様らしからぬ気さくな女神様で―?可愛い神様ヘッポコ様が大活躍!?第15回電撃小説大賞“選考委員奨励賞”受賞作。


レビュー

八百万の神々の一斉ストライキ

20年前に突如として現代の日本に現れた神様たち。そんなとんでも現象も落ち着いたある日に、突如として神様たちが一斉決起。
働きたくないでござる、の波紋が神様たち全体に広がり、あろうことか雲隠れしてしまう始末。
働きたくないならしょうがない、というわけにもいかない問題が表れる。神様がいないと国内の産業に問題が生じてしまうらしいのだ。
そこで政府は、ある男に、この問題の解決を依頼する。神様が頭上に取り憑く男、品部人永に。


第15回電撃小説大賞の受賞作一覧を友人と眺めた際、「語り部じんえい」が気になると、友人がプッシュ。
じゃあ、刊行されたら買いましょうかね、となっていた今作。
いざ刊行予定を見るとタイトルが変わっていました。まにまに!


頭の上にかわいらしいけど、何の役にも立たない神様を幼少時代から乗っけている主人公。
そこに政府から派遣された美人なお姉さんが現れる。女好きの主人公は、あれよあれよというまに懐柔されて、雲隠れした神様を探すはめになる。
どうやら頭上の神様”ヘッポコ”が、雲隠れした神様を探すレーダーになるらしいのだ。


全体を通した印象として、地の文は良かったと思う。
語り部の冠を与えても遜色ない内容だった。
ただ、ヘッポコの正体や、問題を解決に導くクライマックスの押しが弱かった感が否めない。
物語の雰囲気は良かったので、少し残念。続きが出たら買うかは微妙な所。
作者の次回作に期待したい。


評価:★★★☆☆

宜しかったら押してください。やる気でます。


□電撃文庫 | Comments(0) | Trackback(0)
2009/05/13

これはゾンビですか?1 はい、魔装少女です

4829133708これはゾンビですか?1 はい、魔装少女です (富士見ファンタジア文庫)
木村 心一
富士見書房 2009-01-20

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これはゾンビですか?2  そう、私は死を呼ぶもの

あらすじ
あなたは隕石を避けられますか?俺は避けた。だが、避けきれなかった。出会いは、突然落ちてくる隕石みたいなものなんだ。俺―地味な高校生だったはずの相川歩は、何の因果か世を騒がす連続一家殺害事件に巻き込まれ、あっさり殺られたはずだった…が、なぜか生きていた。事件直前に出会ったネクロマンサーの少女・ユーにより、ゾンビとして蘇ったという。んなバカな!?そればかりか、魔法の世界から来た少女戦士ハルナに、勢いのまま魔装少女に任命される。何それ!?と思う間もなく吸血忍者の女の子まで出てきて、気づくと全員と同居してた―俺はいったい何やってんだ!?第20回ファンタジア長編小説大賞佳作受賞作登場。


レビュー
普段は電撃文庫ばかり読んでいるので、見逃していた、この作品。
タイトルをネットで見た瞬間に、本屋に走っていました。
一日二日で届くamazonも、bk1も、待てませんでした。

ロメロやフルチのゾンビが好きだからだけじゃありませんよ。たぶん、ね。

まず目を引くのがタイトルです。
この手の奇抜なタイトルは、概ねアタリかハズレの両極端な内容になっているものです。しかし、これは何とも評価が難しいところ。

キャラクターが活き活き、としているので読んでて面白いのですが、どうも展開についていけない。
1巻と銘打って発売されているので、続刊はすぐ出るだろうと思っていたら案の定、もう今月に2巻が発売されるようです。
1巻を盛大なプロローグとして見れば、これからが楽しみな作品ではありました。
今後に期待。


評価:★★★☆☆

宜しかったら押してください。やる気でます。

□富士見ファンタジア文庫 | Comments(0) | Trackback(0)
2009/05/12

狼と香辛料〈11〉Side Colors2

4048678094狼と香辛料〈11〉Side Colors2 (電撃文庫)
支倉 凍砂
アスキーメディアワークス 2009-05-10

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あらすじ
ロレンスたちが港町レノスで出会い、その後ケルーベまで追いかけることとなった、美しき女商人エーブ。貴族であった彼女が、いかにして今のような商人となったのか──? “もうひとりの狼”エーブの過去を描く読みごたえ満点の書き下ろし中編『黒狼の揺り籠』。
ホロとロレンスが立ち寄った村では、村人たちが諍いを起こしていた。それを解決するため、ホロが思いついたとんでもない方法とは!? 旅の途中の事件を切り取った短編『狼と黄金色の約束』。
ある晴れた日に、一枚の地図を見ながらホロとロレンスが思い立った素敵な寄り道を描く短編『狼と若草色の寄り道』。

レビュー
記念すべき第一回から続き物の最新刊。
06年に刊行された第12回電撃小説大賞の銀賞受賞作「狼と香辛料」も、近作で11巻目。
今では電撃文庫の看板作品ですね。今年の夏からアニメの第二期も始まる事ですし。

今回は短編集ということで、前半二つはロレンスとホロの甘ったるいお話。後半はエーブの過去のお話。
前半二つは、甘すぎて胸焼けするかと思いました。それに反して後半の話は壮絶だった。

本筋はロレンス、といういわゆるおっさんが主人公なわけだが、後半の短編『黒狼の揺り籠』はエーブという妙齢のお嬢さんが主人公なわけでして。
没落貴族であり、いいとこのお嬢さんだったエーブが商人の世界で生きていくために歩み始めた過程を描く物語でした。

本筋では”狼”と称される敏腕商人として登場したエーブ。ロレンスを翻弄する力量はとてつもないものでした。
しかし、この短編。エーブは、まだまだひよっこ商人であり。騙す騙されるの商人の世界を右往左往、と翻弄されていました。
いかにして本筋のエーブに至ったのか。それに尽きる内容。
もちろん今回のエーブの短編は始まりに過ぎないわけで。5巻初登場時までに歩んだ工程は、想像するだけでぞっとしないです。
もう一度、エーブ初登場の話から読み直したら、かなり印象が違うのだろうな。


あとがきで触れられたノーラの短編150枚が放置されているのが非常に気になる所です。
ノーラはいいものです。


評価:★★★★☆

宜しかったら押してください。やる気出ます。

□電撃文庫 | Comments(0) | Trackback(0)
2009/05/12

基本事項

当ブログの基本的なルール説明をさせていただきます。

・最初に本のあらすじを紹介します。そして感想を付け加えさせていただきます。

・ネタバレはしません。ニュアンスの問題等、万が一がありますので、その点はご了承ください。

・シリーズが続いている、いわゆる続き物作品に関しては前巻までの核心に触れる場合がございますので、ご留意ください。

・レビューの最後に星5つ満点の評価を付けます。(例.★★★☆☆=3つ)

以上が大まかな流れになります。
変更がありしだい順次、ご報告いたします。
□説明書 | Comments(0) | Trackback(0)
2009/05/12

はじめに

ご来訪ありがとうございます。
当ブログの管理人の秋山弐式です。

突然ですが私はライトノベル(以下ラノベ)が好きです。大好きです。
ラノベは日々、歴史を積み重ねています。それに伴い、本来はティーン向けレーベルであるラノベですが、読者層も高齢化してきています。
かくいう私も成人ラノベ読みです。

私がラノベを読み始めたのは高校時代になるので、まだまだ読んでいない本はたくさんあります。
それに加えて毎月たくさんの新刊が刊行され、全部読むなど至難の業です。

有象無象のラノベ。積んだ本がZeroになることはないでしょう。読むことができる限り、Zeroに向かってカウントダウンしていきたく、ここに、当ブログの発足を宣言させていただきます。

古かったり、新しかったりするラノベから心の底から感動できる本を見つけることができれば最上の喜びです。そして忘れないように、ここに書き綴りたいと思います。

数時間で一冊を読むこともあれば、一週間に一冊しか読めないなんてこともありますが、失速せずに更新していく所存です。
時たまラノベ以外の一般書籍に手を出したり、チラシの裏的な記事をあげたりするかもしれません。先に誤っておきます。すみません。

それでは、ラノベ市場の活性化と不滅を願いつつ、当ブログを始めさせていただきます。
みなさまのラノベ購入のきっかけになれれば、それ幸いです。
□説明書 | Comments(0) | Trackback(0)
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